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神・時間術でもっと使える時間を作り出そう

約 6 分

神・時間術 (樺沢 紫苑)

神・時間術 (樺沢 紫苑)
 
「1日24時間の時間を、もっと増やせたら…!」
そう思ったことは誰でもあるかと思います。
すぐに使えて効果的な時間管理術がわかる、”神時間術”をご紹介します。

神・時間術って?

正直、このタイトルは何なのだろう?と思ったので自分だったら手に取らなかったと思います。笑
紹介して貰い読んでみたところ、ヒントになる点があり、テクニックと考え方が意外に満載でした。いくつか実践してみています。

樺沢 紫苑 氏

著者の樺沢紫苑氏は精神科医の先生で、スタンフォードに留学して研究をした経験もあります。このタイトルの意味とは”4倍仕事をして、2倍遊ぶ”著者の時間管理は神ですね、と言われたことから取ったそうです。
というのも、
・毎日の本の執筆(月20冊以上の読書と書評)
・メルマガやFacebook、YouTubeの更新
・病院診療
・月3回のまったく新しい内容のセミナー
これらをしているからです。どれか1つとっても難しいのに、仕事をする上に、映画やウイスキーの造詣を深めているそうです。これは凄いですね。
 
時間は増やすことの出来ない人生の通貨です。それをどう活かすかによって、人生に大きなインパクトが出ます。というのが樺沢氏の主張です。

縦軸と横軸

著者の考えの1つに、「時間は直線ではなく、縦軸と横軸がある」というものがあります。
 
それは、単純な物理的な時間の長さを横軸ととり、どれくらい集中しているかを縦軸にとったものです。
集中時間×時間 ですね。
 
著者はスタンフォード時代に、夜の隙間時間で英語の論文を書いていたそうです。時間をかけても数行しか筆が進まず、
自分の英語力はこんなに低いのか・・・とショックを受けていました。ところが、朝に執筆をしたところ、驚くほど論文が進みました。
今まで、夜の時間は集中度合いが低く、全く集中出来ていなかったことに気がついたそうです。
集中出来る時間に、集中力が問われることをして、逆に集中力をあまり要さないメールチェックや打ち合わせなどはその他の時間に入れる。
こうすることで、アウトプットは格段に上がると指摘されています。 

集中出来る時間を作る

無理に集中力を上げようとする必要はありません。また、睡眠を削ることは命を削ることなので、終わらなかったことを
夜に、睡眠時間を削ってすることはやめましょう。
睡眠を削ると集中時間が減り、また仕事が終わらず睡眠を削る・・・という悪循環になりかねません。

集中時間の増やし方

それでは、どのように集中時間を増やせばいいのでしょうか?テクニックが紹介されています。

15・45・90の法則

端的にいうと、人間が集中しやすい一定の時間である15分・45分・90分という区切りを活用しましょう、ということです。
15分
大人気映画シリーズである「007」。この映画の定番として、最初の15分は異国でのアクションが繰り広げられます。その後は、必ず美女・ボンドガールとの絡みが入ります。その後に国が変わって、イギリスへ。
ボンドガールの存在意義ってあるのか?と思わなくもないですが、実は人間の集中出来る時間の最短は15分。
15分で場面転換をはっきりとさせることで息抜きになり、次の時間も集中が出来るのです。
逆に、映画「トランスフォーマー」は30分も40分も激しいアクションが続きます。ものすごい映像と音声なのですが、
15分を過ぎると脳の集中が切れて、不思議と眠くなってしまう人がいるそうです。(聞いてみたところ、実際に経験した人もいました)
話の上手い人で、15分ごとに雑談や冗談を入れて、集中力を持たせる工夫をしている人もいます。
ものすごい集中力を要する同時通訳者も15分ごとに交代を入れることなどから、人の短期の集中力の限界は15分と言えますね。
45分
これは理にかなっているな、と感じることの1つに、小学校の時間割があります。集中の途切れやすい小学生向けに、授業は45分で設定されています。
90分
大人の集中の限界は90分です。サッカーの試合がちょうど90分です。ハーフタイムをはさむことで、集中がまた続きやすくなるので、
人間の集中力をちゃんと考えられている設定ですね。
 
とにかく集中力を保つためには、リズムが大切です。仕事が分断されることをまずやめましょう。
LINEの通知が来てしまったり、新規メールが気になって、それを見ている内に元の作業に戻って集中力を取り戻すまでに、ものすごい集中力のロスが起きるわけです。
 
この「15・45・90」の数字を活かした工夫として、同じ90分のタスクをするときに、45分で小休憩を挟むテクニックがあります。
人間の集中力は、作業を開始して最初に高まり、そこからは安定するか低下していきます。しかし、時間を区切っていることで、
それを意識すると、作業が終了する前に再び集中することが出来ます。45分で小休憩をすることで、90分ぶっ続けでしていたとすると
最初と最後しか得られなかった集中力の上昇を、4回・・・つまり2倍作り出すことが出来るのです。
このように集中時間を作ることで、新たな時間を創出出来ます。

朝の時間を活用する

それでは、「集中時間」になりやすいのは1日の中でいつなのでしょうか?著者がオススメするのは朝の時間です。
 
起床してからの朝の2-3時間は、ゴールデンタイムです。
最も集中出来る時間を電車の中でボーっとゲームをしてすごすのは本当に勿体無いです。(せめて本を読め!と書かれています。同意です・・・!)
大ヒット映画「スタンドバイミー」などの数多くの原作を書いた作家、スティーブンキングも、執筆をするのは朝だけです。
昼からは読書をしたり家族との時間を楽しんだりして、夜でも、どうしても直したい編集作業がない限りは、原稿に手をつけることはありません。
 
アメリカは9:00-17:00で仕事を集中して終わらせて、その後はまっすぐ家に帰ります。
何をしているのか?と聞くと、家族の時間を大切に過ごしているそうです。
アメリカ人は(もちろん全員とは言いませんが)”家族を大切にする”という価値観が明確です。

時間管理と価値観

いくら時間術を手にしたところで、そこから出来た時間をまた仕事にあててしまってはいけません。更に仕事が増えて、忙しくなります。
余暇の時間を別のことに活かすことが大切です。そうすることで、上手く仕事とのサイクルが回ります。
著者も執筆活動が好きだったので、本を書くことに時間をあてるようにしているそうです。
 
時間を管理して、生産性をアップさせると時間が生まれます。
その時間をどのように活かすかも、余暇の時間を使って重要視したいこととして明確にする必要があると改めて思わせてくれる一冊でした!
 

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