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【開催レポート】2017/09/16 多動力、ポジティブの教科書

約4分

今週も読書会を開催しました。今回は、小説、ノンフィクション、ライフハック、古典など、幅広い種類の本をご紹介頂きました!ご参加有難うございました!

本日ご紹介いただいた本はこちら!

本の概要と、シェアして頂いた感想について数冊ピックアップしてレポート致します。

多動力 (堀江 貴文)

多動力

本の概要

産業のタテとヨコの繋がりが崩れていっている今。起業家、堀江貴文氏が語る、いま一番必要な力、”多動力”とその身に付け方について

内容

・LIVEDOOR創業者として知られる堀江氏。いまは服役した起業家として、再び世に出てきている。今、各業界においてオープンイノベーションが進んでいる。ノウハウの多くは開示され、職人に聞かないといけないことが減っていっている。そんな中、今後一番必要になるのが多動力。

・普段どういうことを意識して生活したらいいかが書かれているのと、各章の終わりに「やってみよう!」というリストがある。さっそく動けと言われているようで一貫性のある本。

・電話をかけてくる人間とは仕事をするな、と書いてある。なぜなら、相手の時間を奪っているから。

着信履歴…あなたの時間を奪っている人のリスト
発信履歴…あなたの被害者リスト

・実践にいかしやすいのも本書の魅力。「3つの肩書きをもつようになりましょう」と書かれている。例えば、ただエンジニアという肩書きしかなかった場合は、ノウハウがオープンになるとアウト。Newspicksの佐々木編集長は、記者をやって編集者をやって…という経験があり、力をそれぞれ伸ばしている。これを積み重ねると貴重な存在になれて、100分の1の人間になれ、ただの人ではなくなる。そのために、「好奇心」と「集中力」が必要。まずは1つのことにどっぷりはまる。それを繰り返して、3つにしなさい!と書かれている。

ポジティブの教科書 (武田 双雲)

ポジティブの教科書 武田双雲

本の概要

仕事にも出会いにも家族にも恵まれ、毎日を幸せに生きられるのはなぜなのか。書道家、武田双雲氏が実践してきたメソッドを公開!

内容

・イライラするから、それをやめたいなって思って何冊か読んだ中で良かった一冊。
・ストレスに対処する本の中の多くは、「その場から逃げろ」とか、「ストレスになりそうな場を察していかないようにしろ」と書かれていて疑問に思った。
・本書は、ストレスを「受け止め」て「悪いことをいいように頭のなかに変換する訓練をせよ」と言っていて共感した。なぜなら人生には逃げられないことがあるので、その考え方のほうが腑に落ちた。

・物のとらえかたで全てが変わる。「僕は運がいい!」と思う人と、「運が悪い」と思う人。
当然、いい!と思っていたほうが、幸せが降ってくる。

双雲氏が文字や言葉をとても大切にしていることが印象に残った。『ありがとう』や『しあわせ』という言葉は、意識的に出していかないといけない。

実際にやり始めたのが、毎朝起きた時に、「あぁ〜、今日はなんていい朝だ!」と言うこと。口に出すことで、どんな朝でも清々しい気持ちになることが出来る。

ナポレオンのエジプト (ニナ・バーリー)

ナポレオンのエジプト―東方遠征に同行した科学者たちが遺したもの

本の概要

・副題は、「東方遠征に同行した科学者たちが遺したもの」。
・ナポレオンと科学者たちは、植民地争いの中、蜃気楼のように夢を追った。科学者たちの情熱を綴ったノンフィクション。

内容

・植民地争いのナポレオンの時代、エジプトは植民地の最後の砦と言われていた。本書では、37,000人の兵士たちではなく、同行した151人の科学者たちにスポットがあたっている。
・151人の学者は、平均年齢が25歳。船で同行しているが、その旅は未知で危険に溢れている。紛争や盗賊からの襲撃はもちろん、自殺者が出るほどの猛暑や、ヨーロッパではもうないペストの感染など。

・過酷な環境の中、冒険心をもってやってきた科学者たちは、見たことがないものに感動した。そんな中見つかったのが、有名なロゼッタストーン。

・兵士は約10,000人、科学者たちも30数人が死んでしまう。過去に実際にあった出来事を読むことで、死を覚悟してもやりたいということが心の支えになっていることが感じられる。

おわりに

他にも、「あした死ぬかもよ?」「アウシュビッツ収容所」「星を継ぐもの」「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」などが紹介されました。

ご参加頂き有難うございました!

読書会を開催中!

ご興味を持たれた方は、ぜひ会場でお会いできたら嬉しいです!

参加希望の方は、お早めにどうぞ!