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【開催レポート】2017/08/12 女画商の奮闘記、論理的思考力を鍛える思考実験

約3分

読書会2017/08/12 開催レポート

今週も読書会を開催しました。今回は、アートやアイデアに関する本や、ロジカルシンキングの本など、幅広くご紹介頂きました!ご参加有難うございました!

本日ご紹介いただいた本はこちら!

本の概要と、シェアして頂いた感想について数冊ピックアップしてレポート致します。

女画商の人生奮闘記 〜日常のアート化革命〜 (野呂 洋子)

女画商の人生奮闘記~日常のアート化革命~

本の概要

・現代日本社会の問題提起。その解決法の役割としての「アート」を追求。画商として、1人の女性として贈る。

内容

・前職の「一生懸命働かないと」という空気が苦しくて、ヒントになると思い手に取った。
美術・音楽は数値化されにくい。それゆえ軽視されがち。そこで学べるものも多いのに、価値を見出されずなくなってしまうこともある。
・アートを通して自分の成長はわかりづらいが、実は大事なこと。今以上にアートを大切にしていかないと、と警鐘を鳴らしてくれる。熱い想いのこもった本。

頭をアイデア工場にするための20のステップ (アンドリー・セドニエフ)

IDEA FACTORY 頭をアイデア工場にする20のステップ

本の概要

・頭を、「アイデア・ファクトリー」。文字通り、アイデア工場にするためのずっと使える20の発想の基本。
・ジョブズ、エジソン、ディズニーなど、イノベーションを起こしたアイデアを出す手法を研究。

内容

・創造性は技術であり、学べるものであるという考え。その具体的な手法が紹介されている。
例えば、新しいアイデアを考えるときは質を求めると思うが、実は求めるべきなのは「量」。
→ “木偏の漢字を思い浮かべて”、と言われると記憶の中から呼び起こそうとする。これはただ思い起こしているだけで、アイデア創出はしていない。
人は、出し切った時に凄く考えるようになる。そのときに、新しいアイデアを思い起こせるようになるので量が重要。
また、新しいアイデアは既存のアイデアの組み合わせ。スティーブ・ジョブズがiPhoneの最初の発表をしたとき。スライドで、インターネットと電話が一緒になるスライドを見せた。
聴衆は湧いたが、どこにでも転がっている2つのものをくっつけることで生まれたアイデア。
今あるアイデアを、どういった視点で見るか?というのを変えるだけで、素晴らしいものが作れる。

論理的思考力を鍛える33の思考実験 (北村 良子)

論理的思考力を鍛える33の思考実験

本の概要

・思考実験とは、ある特定の条件の下で考えを深め、頭の中で推論を重ねながら自分なりの結論を導き出していく、思考による実験。
・33の思考実験を通して、物語やトリックのような世界を楽しみながら、論理的思考力を鍛えられる。

内容

楽しみながら思考力が身につく、話題のビジネス書。有名なトロッコの話など、様々なケースが紹介されている。
・1人の重症の患者と5人の中程度の患者。どちらを助けますか?と言われると、多くの人は重症の人を助ける。
・1人の薬が効きづらい人と、そうでない5人の人たちかいて、効きづらい人は5人分の薬がないと助からない。どちらを助けますか?と言われた場合、多くの人は5人の人を助ける。このような人の思考のメカニズムが体感出来、解説されている。

おわりに

他にも、「モチベーション3.0」「空気の研究」「自分の時間を取り戻そう」「いいことしか起きない30のルール」「道をひらく」などが紹介されました。

ご参加頂き有難うございました!

読書会を開催中!

ご興味を持たれた方は、ぜひ会場でお会いできたら嬉しいです!

参加希望の方は、お早めにどうぞ!