今週も読書会を開催しました!今週は考えさせられるテーマの本や、マネーリテラシーにつながる本など、たくさんの本を紹介いただきました。ご参加有難うございました!
本日ご紹介いただいた本はこちら!
本の概要と、シェアして頂いた感想について数冊ピックアップしてレポート致します。
それをお金で買いますか (マイケル・サンデル)
本の概要
・ベストセラー『これからの「正義」の話をしよう』のマイケル・サンデル氏による話題の書。
・「お金の論理」が私たちの生活にまで及んできた具体的なケースを通じて、お金では買えない道徳的・市民的「善」を問う。
内容
・正義は、お金で買えるもの、買えないもの、買ってはいけないものに分類される。
紹介されている事例は以下の通り。
・独房への格上げ
・1人で車に乗っていても相乗り車線を使用出来る権利
・インドでの代理出産
・絶滅危惧種に瀕したサイを撃つ権利
・1トンの炭素を排出する権利
・額を広告に貸し出す仕事
・保険金目当てで、人に保険を掛けること
・1人で車に乗っていても相乗り車線を使用出来る権利
・インドでの代理出産
・絶滅危惧種に瀕したサイを撃つ権利
・1トンの炭素を排出する権利
・額を広告に貸し出す仕事
・保険金目当てで、人に保険を掛けること
…何か感じる、この違和感を紐解いている。
キーとなるのは”公平性”と”価値の腐敗”。
1. お金を持ったひとほど有利になるから。公平という観点において、間違っている
2. お金で売買することによって、それが持つ価値が腐敗する
→ 例えば、募金活動をする人を、報酬を無料、募金額の1%、10%と分類してテストをした。その結果、一番多くの募金額を集めたのは無報酬のグループだった。これは、報酬ありにすることで、崇高な募金活動が劣化してしまったといえる。
・資本主義が広まり、様々な出来事や商品・サービスが生まれる中、やっていい悪いの判断軸を自分の中で持つ必要があると感じた。
僕たちに不可能はない (リチャード・ブラントン)
本の概要
・バージングループの創業者による自伝。日本ではあまり知らない人も多いであろう経営者の考えが学べる。
内容
・学生時代にスチューデント誌を立ち上げた。当時無名な若者だったが、Coca colaとPepsiに競合で釣り上げてスポンサーを得た。当時の一戸建ての価格に相当する額を得た。
・雑誌市場が飽和したときに、レコード会社を立ちあげる。それがVirginグループになった。現在は、飛行機、鉄道、今は宇宙開発に携わっている。
・事業展開するときも、リチャード氏が”面白そう”と思うことから偶然始まることが多い。
・学びたいのは、”最初から自分が出来ると分かっている”スタンスで臨んでいるところ。
・大ベストセラー「世界一やさしい経済のはなし」で著名になった小暮太一氏による、カイジから学ぶ「命より重い!」お金の話。
・カイジの名シーンも交えながら、面白く学べるお金の話。
内容
・今のマネーリテラシーは、世のなかでは2つの部分にだけフォーカスしている。それは、稼ぐ方法と、貯める方法の2つ。
・マネーリテラシーには実はもう2つある。それは、使うことと守ること。
・お金の”守り”方でわかりやすい例がある。
→ 100万円を借金する。金利は毎年12%で良い。毎月1万円返していくと、返し終わるのはいつになる?
・・・これだと毎年金利の額と返済の額が同額になっていますので、永遠に返しきることが出来ない。冷静に考えればわかるが、「あれ?」となってしまいのが、マネーリテラシー。人間には、ボーナスをつい使ってしまうなど。お金を守れない性質がもともとある。
・人間心理がもとで、お金を減らしてしまうことがあることに気付ける一冊。
おわりに
他にも「Action Reading」「僕は君たちに武器を配りたい」「アジャイルサムライ」「宝くじで1億円当たった人の末路」などが紹介されました。
ご参加頂き有難う御座いました!