今週も読書会を開催しました。今回は海外の重厚なビジネス書から、勇気を貰える小説などをご紹介頂きました。ご参加有難うございました!
本日ご紹介いただいた本はこちら!
本の概要と、シェアして頂いた感想について数冊ピックアップしてレポート致します。
GIVE & TAKE (アダム・グラント)
本の概要
・全米トップ・ビジネススクール「ウォートン校」の史上最年少終身教授でもある、組織心理学者が教えるビジネスの成功の秘訣。
・他人に優しくしていたら、厳しい競争を勝ち抜けない?これからは、他者志向の思いやりの発想とコミュニケーションが、大きな価値を生む。あらゆるシーンで活用出来る考えに溢れた一冊。
内容
以下のうち、もっとも豊かになるのは誰だろう。
・ギバー(人に惜しみなく与える人)
・テイカー(真っ先に自分の利益を優先させる人)
・マッチャー(損得のバランスを考える人)
・テイカー(真っ先に自分の利益を優先させる人)
・マッチャー(損得のバランスを考える人)
・ギバーが豊かになり、テイカーが最も豊かにならない。
・有名なギバーで言うと、リンカーンや、アニメ”シンプトンズ”の作者などはそう。シンプトンズの作品も、みんなに笑いを届けたいという思いで始まった。
・交渉が苦手な人にとって、ギバーになりながら強く交渉が出来る方法が印象に残った。それは、自分が代表だと思って、誰かのためにしている、という考えて交渉をするというもの。そうすると、変に譲歩することがなくなる。
DEEP WORK (カル・ニューポート)
・副題は、”大事なことに集中する―――気が散るものだらけの世界で生産性を最大化する科学的方法”。
・MITで博士号を取得した気鋭のコンピュータ学者が認知科学、心理学をベースにアドバイス。何物にも邪魔されずに仕事をする18の戦略。
内容
・DEEP WORKの逆は、シャロー・ワーク(Shallow Work)。つまり、気が散る仕事のこと。メールに返信したり、問い合わせに対応することは、シャロー・ワークの代表。
・DEEP WORKは、深い仕事。例えば、専門性を高めるために集中して勉強するなど。ビル・ゲイツは年に2度、”考える週”をつくって、その間は考えることだけに集中する。1995年の考える週で作られたのが、当時ネットスケープが市場を席巻していたときに市場から目を向けさせた、Internet Explorer。
・他にも、隠れ家を作って、集中的に論文を書くなど、自分にあったDEEP WORKをするための環境を探すことが大切。昔よりも今はネットワークのツールが多く出ているので、今の時代にディープワークに専念出来る人は、価値が高い。
(余談ですが、芥川賞作家の羽田圭介氏も、NewsPicksの特集「超集中力」にて、”みんなスマホで消耗。人より抜きん出るのが簡単だ”と述べています。)
手紙屋 (喜多川 泰)
本の概要
・紙屋から届いた10通の手紙。働くことに関して10このテーマと人を動かすメッセージが届けられる。
内容
・この小説がきっかけで、社会人になってからずっと本を読むようになった。
・1通目は物々交換の話。”欲しいものをどうやって手に入れますか?”という問いに対して、”お金で手に入れる”と回答する人は多い。
→ これは、”自分が提供出来るものはお金しかない”と言っているのと同じで、相手が持っているものと、自分が持っているものを、お互いがちょうどいいと思う量で交換を出来れば良く、お金である必要はない。他にも得意なものがあるはず。というメッセージがこめられている。
・10通の手紙を通じての、手紙屋からのメッセージは、「自分を磨き成長する」必要があるというもの。部屋の掃除と同じで、掃除の直後はきれいだが、やり続けないと埃をかぶってしまう。自分を磨くために、本を読み、日々アウトプットをすると良い。