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【開催レポート】2017/05/06 レバレッジ人脈術、稲盛和夫の実学

約4分

読書会2017/05/06開催レポート

今週も読書会を開催しました。今回は内容の濃いビジネス書が多く紹介され、意見交換にもとても花が咲きました。ご参加有難うございました!

本日ご紹介いただいた本はこちら!

本の概要と、シェアして頂いた感想について数冊ピックアップしてレポート致します。

レバレッジ人脈術 (本田 直之)

レバレッジ人脈術

本の概要

・レバレッジシリーズで著名な本田直之氏が贈る、人脈術の極意。
・最小の労力で、関わった人のすべてが最大の成果を生む「人脈術」。

内容

 ・人脈だけで成功出来るのは天才だけ。なぜなら、自分一人で出来ることは限られているから。誰を知っているかではなく、誰に”知られているか”を大切にしている。

・ギブアンドテイクではなくて、コントリビューション(貢献)が大切。4段階を意識。
1. 記事や本に書いてある情報をまとめて渡す。
2. プレゼントをする: 高価でなくてもいい。(例: ものすごく書きやすいボールペンを贈る)
3. ノウハウ・アドバイスを相手に伝える
4. コネクト: 誰かと誰かを繋げる。(例: 本を書きたい人と出版社を繋げる)
・人から、「会いたい!」と思われる人になることが重要。そのためには知識を多くインプットをして、情報発信や、ブログやメルマガなど情報発信をすると良い。

稲盛和夫の実学 経営と会計 (稲盛 和夫)

稲盛和夫の実学 経営と会計

本の概要

・日本を代表する経営者、稲盛和夫氏が語る、経営と会計とは。
・儲けとは、値決めとは、お金とは、何なのか。身近なたとえ話から、経営の原理と会計を身を以て学んだ稲盛氏による実学指南。

内容

・大企業が大企業たる由縁を知るために、京セラ・KDDIの創業者である稲盛氏の本を手にとった。
・80年代のバブルに過剰投資をしてしまった多くの日本企業は、業績の悪化を防ぐ(いかに会社の見栄えをよくするか)という方向にシフトしてしまった。
・稲盛氏の経営哲学は、「正しいことをやりましょう」というもの。会計は、企業活動の実態が、長期的活動のために正確に描かれている。つまり真実を示すものである。「会計がわからずに経営が出来るか」と帯にも抜粋されている。
・会計は1対1の対応を貫く。伝票と物はセットだから、帳簿の外で処理をされている状況を起こさないように、会計にもルールづけをして仕組み化をした。
・このような過去の事例から学ぶことは大きいと感じた。

売上につながる顧客ロイヤリティ戦略入門

売上につながる顧客ロイヤリティ戦略入門

本の概要

 ・なぜ顧客満足は「お題目」で終わってしまうのか?
・顧客の心理と行動を定量・定性データで分析し売上に直結するアクションを導く方法論を徹底解説。

内容

・最近ポスト・トゥルースがよく取り上げらえる。トランプが勝ったのも、客観的事実よりも、感情に訴える世論が影響力を発揮した結果。不倫のドラマが流行るのも、正しくないものとして捉えられるが、それを乗り越えるような愛が、感情に訴えかけるから。

ポスト・トゥルース: 世論形成において、客観的な事実より、虚偽であっても個人の感情に訴えるものの方が強い影響力を持つ状況。事実を軽視する社会。直訳すると「脱・真実」。オックスフォード英語辞典が2016 Word Of The Yearとして選んでいる。(コトバンクより)

顧客ロイヤリティもある意味、ポスト・トゥルース。顧客ロイヤリティは、”顧客満足度 no.1″のように個々人の顕在化したニーズをどれくらい満足させられたかで語られることが多い。
・本書では別のアプローチ、”Net Promotive Score”で語られる。満足度は、その人が、「人におすすめできるかどうか」によるというもの。
・口コミは、人に働きかけるので、顕在ニーズを満たすだけではなく、それ以上に”感動”が必要。主観として、「絶対にいいものだ!」と感じないと、すすめられないから。
・このような、既存のアプローチとは違う見方を提供してくれる一冊。

おわりに

他にも、「レバレッジ時間術」「経済は地理から学べ!」「日経ビジネス」「老後不安不況を吹き飛ばせ!」などが紹介されました。

ご参加頂き有難うございました!

読書会を開催中!

ご興味を持たれた方は、ぜひ会場でお会いできたら嬉しいです!

参加希望の方は、お早めにどうぞ!