今週も読書会を開催しました!今回は哲学的な本から、実用的な本まで様々な本を紹介して頂き、話題が豊富で盛り上がりました!ご参加有難うございました!
本日ご紹介いただいた本はこちら!
本の概要と、シェアして頂いた感想について数冊ピックアップしてレポート致します。
走ることについて語るときに僕の語ること (村上 春樹)
本の概要
・村上春樹が、「走ることについて」記したエッセイ。小説家になって以来、35年以上走り続けてきた村上春樹が「走る小説家」として自分自身について真正面から綴る。
内容
・村上春樹は走ることが好きで、フルマラソンや、ウルトラマラソンに挑み続けている。最初は健康のためだったそうだが、次第に走ること自体にはまっていく。
・走ることを通して、小説家としてのスタンスにも触れられている。走って行くうちにだんだん早くなってきたり、健康にもなったりする。
・楽しいと書かれていたのが、自分との対話を出来るところと、壁を越えて行くところ。小フォームがきまっていって、どこでスパートかけるかわかってくる。段々体が慣れてくる。このようなところは小説を書くことにも通じるところがあるそう。読んでいて勇気をもらえる。
読書について (ショウペンハウエル)
本の概要
・19世紀にドイツで活躍したショウペンハウエル。彼は哲学者であるが、影響を及ぼした人物は多岐に渡る。ワーグナー、トルストイ、フロイト、アインシュタイン、日本では森鴎外をはじめ、萩原朔太郎、筒井康隆など多くの作家に影響を及ぼした。そんな哲学者、ショウペンハウエルが語る読書論とは?
内容
・ショウペンハウエルは実存主義を唱えており自分の思想はブッダと一緒だと言っている。
実存主義: 普遍的・必然的な本質存在に相対する、個別的・偶然的な現実存在の優越を主張、もしくは優越となっている現実の世界を肯定してそれとのかかわりについて考察する思想。
例えば、スプーンは、ものを食べるための道具という本質があり、スプーンという実存がある。人間は、人間の本質の前に人間という実存があるので、本質は自分の手で選びとっていかなければならないという思想。
例えば、スプーンは、ものを食べるための道具という本質があり、スプーンという実存がある。人間は、人間の本質の前に人間という実存があるので、本質は自分の手で選びとっていかなければならないという思想。
・この本での主張は、「目的を持って本を読みなさい」。ただそれだけ。背景として、19世紀も現代と同じように、売るために本を出版する、という時期があった。社交界でも常に流行りを追い続けるというサイクルがあった。50年後、次の世代は読まない本が量産されていた。
・ニュースを見ても未来はわからない。過去を知り、未来を模索する。
・本の内容を栄養として身につけるためには、まずは目的を持って読まないと。多読もあるけど、大元の本を噛み砕いている場合があるので、原典を読んでみるのも良い。このような主張が書かれている。
面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則
本の概要
・「レバレッジ」シリーズが有名な本田直之氏の、面倒くさがりのあなたのための本。
・世の中の人、90%以上が面倒くさがりや。でもうまくいっている人とそうでない人がいるのはなぜか?面倒くさがりやを逆手にとった新しい行動法則を知ることが出来る。
内容
・レバレッジとは、日本語でいうと「テコの原理」ということ。つまり、どれだけ少ない能力で結果を出すか。面倒くさがりには2タイプある。後者になるためのTipsが書かれている。
・堕落型: 面倒くさいことを、面倒くさいままにする。もっと面倒くさいことが起きてしまう
・先行型/改革型: 面倒くさいことが起きる前に、芽を摘んで行く
・先行型/改革型: 面倒くさいことが起きる前に、芽を摘んで行く
・やる気を下げないためには、行動をすることがおすすめされている。まず行動をすることで、行動を起こしたその瞬間に側坐核を刺激されるのでやる気が出る。
・メモをすることもおすすめされている。本田氏は、風呂に入るときですらペンを持って行く。頭の中に描いているだけでなく、手を動かすことでアイデアの強度を高められるし、可視化が出来る。数学が得意な人は絵にすることで解決の糸口を見つけている。
・お金を節約するために時間をかけようという考えは最もNG。自分の時間を切り売りしてお金を節約すると、時間が取り戻せない。
・本にかけるお金は節約したら絶対にダメ。知識を得ることで、もっと先行型になれる。このような、先送りをやめるためのアイデアが多々紹介されている。
おわりに
他にも、「天才!」「人工知能は人間を超えるか」などが紹介されました。
ご参加頂き有難うございました!