今週も読書会を開催しました!今週もたくさんの方にご参加頂きました!ご参加有難うございました!
本日ご紹介いただいた本はこちら!
本の概要と、シェアして頂いた感想について数冊ピックアップしてレポート致します。
君に友だちはいらない (瀧本 哲史)
本の概要
・マッキンゼー出身のエンジェル投資家で、京大客員准教授の瀧本哲史氏による組織論。
・馴れ合いの友だちではなく、いかに勝てるチームを作ることが価値があるのかを説く。
内容
・日本交通の再建に携わった瀧本さん。そのきっかけは、コンサルタント時代の残業の帰りにタクシーを使った際に、気配りをしてくれたドライバーの方達に根付く、日本交通のミッションの浸透具合に感激したから。
・タイトルの、「君に友だちはいらない」の意味は、馴れ合うだけの知り合いや、SNSでいいね!を押すだけの関係はいらない、ということ。
・これからの時代に、1人ではなく、複数人が互いの強みを活かして共通の目的を持つ「チーム」として時代を生き抜くことの必要性が書かれている。
・印象に残ったのが、仲の良い人だけとつるむ”強いつながり”だけではなく、ハブとなる人を介して複数のコミュニティと繋がる”ゆるいつながり”が大切だということ。
失敗の本質
概要
・日本軍の組織論的研究。ミッドウェーやガダルカナルなど、第二次世界大戦の6つの戦いのケーススタディから、日本の戦術の失敗の本質を組織論の面から突く。
感想
・自分の仕事のプロジェクトマネジメントに活かすために手にとった。
・日本軍が第二次世界大戦中に行った事例から、なぜ失敗が起きたのかが書かれている。興味深いのは、戦争の作戦の失敗の原因が、現代にも通じているところ。
・例えば、①目的の落とし込みが弱い や、②情報共有が希薄というところ。情報共有の課題は現代にも言えるところが多く、トップダウンの情報伝達で、若者同士の情報交換がしづらいという現象は軍の中でも起こった。
・この失敗の本質は、「環境の変化に戦略面の対応ができない」というところ。そのために、自己否定型の学習が必要。今のビジネスでも同じで、成功論をずっと継続するのではなく、外部環境をみて、常に適応をするようにチェックしようと思った。
夜行 (森見 登美彦)
概要
・夜は短し歩けよ乙女や、四畳半神話体系が代表作の森見登美彦氏による、いままでの作品の集大成ともいえる一作。
・京都の火祭りに行った10年前、失踪した長谷川さんと、取り巻く登場人物が出会う夜行という絵画。ミステリーとファンタジーの要素を練りこんだ森見ワールドが溢れる作品。
感想
・今までの作品の集大成と聞いて、借りて読んだ。
・不思議で美しい風景が浮かぶ作品で、森見作品らしく京都が舞台になっている。
・登場人物の一人一人をベースに、京の夜と「怪」を交えたホラー要素の強めの作品。不思議な世界観に引きずり込まれる。
おわりに
参加者のみなさんの声を、一部ご紹介します。
「参加してみてよかったです!」(Y・T/男性)
「今日もいろいろな本・お話を聞けてよかったです!」(Y・H/女性)