今週も読書会を開催しました!今週もたくさんの本と、皆さんのアウトプットを聞くことが出来ました!ご参加有難うございました!
本日ご紹介いただいた本はこちら!
本の概要と、シェアして頂いた感想について数冊ピックアップしてレポート致します。
日本3.0 (佐々木 紀彦)
本の概要
・News picks編集長の佐々木さんによる2020年の人生戦略。
・70年周期で日本にやって来る「ガラガラポン革命」がまもなく起こり、日本は第3ステージを迎える。
・2020年を境に日本が根幹から変わる。そんな「日本3.0」時代を生き抜くために日本人に必要なこととは?
内容
・明治維新から敗戦までの「日本1.0」、敗戦から現在までの「日本2.0」。そして、それに続く「日本3.0」。3.0時代では、国家、経済、働き方、そのすべてに強烈な変化が起こり、対応できない者は生き残れない。大きな流れとしては、団塊世代が引退していくこととテクノロジーの変化。
・世界各国の競争力によると、日本は8位。市場規模も大きく、ビジネスにおいてイノベーションが起きる可能性が高い。大きなマイナスは、日本の財政赤字。巨額のため、マクロ経済に大きなマイナスがついている。
・「スタートアップ企業と大企業の流れ」についても触れられている。アメリカはスタートアップも人気だが、日本では未だ大企業が主流。スタートアップに良い人材が集まらず、成長が鈍化するため大資本に真似され潰されることが多い。日本のスタートアップの課題は、①一流がいない ②理念が弱い ③真のテクノロジーを知っている企業が少ない の3点。
・働き方の4つの段階を、サッカー選手に例えて挙げている。
・ナショナルリーダー 1%: J1
・ローカルリーダー 9%: J2
・普通の人 90%: 多くのサポーター
「学力」の経済学 (中室 牧子)
本の概要
・教育経済学は、「データ」に基づき教育を経済学的な手法で分析してきた。その知見は、「教育評論家」や「子育てに成功した親」が個人の経験から述べる主観的な意見よりも、客観的でよほど価値がある、「知っておかないともったいないこと」ですらある。
内容
・学力の生産性を経済学の観点から見ていった本。例えば、このような疑問に対する答えがある。
「子どもはほめて育てるべき?」
「勉強させるためにご褒美で釣るのっていけない?」
・公共機関の教育と、他の教育期間の教育の、インプットに対してどれくらいのアウトプットがあるのかで分析をしている。
・日本の教育は、しっかりと効果が出せるものが定量的には打ち出されていないのが大きな課題。例えば少人数学級。人数が少ないほうが手厚い指導がいくという前提があったが、それを調べた研究は日本にはなかった。
結果として、少人数制を実現するためにクラスが増え、先生が増えてしまった。コストインプットは上がったものの、成績はわずか0.1しか上がらなかった。分母に対して分子の上昇が少ないという結果になった。
・新たな施策を打ち出そうにも、文科省がデータを占有してしまっているという別の課題もある。
・Teach for Japan / Americaは、教育免許もってなくても2年間先生になれる。ここでも、免許の有無は指導力に関係ないという興味深い結果がある。
5 ファイブ (ダン・ゼドラ)
本の概要
・話題のベストセラー、日本語版登場!「見る」「読む」「書く」であなたの可能性に火をつける。
・色鮮やかにデザインされたページにちりばめられた、古今東西の名言や数々の質問。これからの5年間を、これまでの人生で最高の5年間にするための第一歩!
内容
この時間を使って、何をする?何が出来る?
・出口治明さんの本で紹介されており、手に取った。開くたびにカラフルで、グラフィカルなページと、世界の名言たちが印象的。パラパラと見るだけでもワクワクする。
・ミッションを決めようとか、夢を書くなど、5年後どうなっていたいかの逆算が出来る本。ワークは真剣にやろうとすると、心をえぐられるよう。
・やる気をくれる本。人生で次に起きることを決めるのは、他でもない自分で、それを実現するための戦略を立てるのも、自分であると鼓舞してくれる一冊。
おわりに
参加者のみなさんの声を、一部ご紹介します。
「アウトプットをしてみて、本の内容をざっくりとしかイメージ出来ていないことに気づいた。」(T・K/男性)
「多くの新しい考えに触れることが出来ました!」(I・T/男性)