今週も読書会を開催しました!雨の中、たくさんの人にお集まり頂きました!ご参加有難うございました!
持ってきて頂いた本と、読書会の中で頂いたコメントを今回もご紹介します。
本日ご紹介いただいた本はこちら!
今回もたくさんの本を紹介して貰いました。その内の3冊の概要と、シェアして頂いた気になった点についてレポートします。
僕は君たちに武器を配りたい (瀧本 哲史)
著者紹介: 瀧本哲史氏
東大法学部卒。当時東大法学部の卒業後は官僚になるというキャリアがスタンダードな中、マッキンゼーへ入社。
日本交通の立て直しなど、コンサルタントとしての実績を重ねる。独立後はエンジェル投資家として活躍するかたわら、若者に現代を生き抜く「武器」を与えるために京都大学で客員准教授として教鞭をとっている。経済・経営系の「起業論」の授業であるにも関わらず、受講生の半数が医学部の学生だったことも。
日本交通の立て直しなど、コンサルタントとしての実績を重ねる。独立後はエンジェル投資家として活躍するかたわら、若者に現代を生き抜く「武器」を与えるために京都大学で客員准教授として教鞭をとっている。経済・経営系の「起業論」の授業であるにも関わらず、受講生の半数が医学部の学生だったことも。
本の概要
学歴、資格、語学は今までの労働市場では価値のあるものとされてきた。それらが「コモディティ」として買い叩かれてしまう恐れがあるのはなぜか?20代がこれから生き残るための思考法とは何か?を問う必読書。2012年度ビジネス書大賞受賞作品の文庫化、エッセンシャル版。
気になったところ
流れるような文体と、鋭くズバっと切るような姿勢に驚く人も多いのでは。
前半は「勉強できてもコモディティ」という部分にあるように、今の時代に大切なのは学歴、というイメージがあるけれど実際はそうではない。コモディティというのは、日用品という意味だが、均質化してしまって、差がなくなってしまった人材について使われている。
資格以外に付加価値を生み出すことが必要。
中盤からは、生き残る・生き残らない6つのタイプを漁師に例えて書いている。
トレーダー、エキスパート、マーケター、イノベーター、リーダー、インベスター
6つの漁師を言い換えるとこの6つ。生き残る漁師はこのうち後者の4つのみ。
日々感じていることとして、IT業界でも、オフショア開発のように海外によってどんどん仕事が奪われていっている。優秀な人材が、より安く同じ仕事をすることが出来る。以前は言葉の壁もあったが、品質もどんどん上がってきている。
エキスパートは生き残らない漁師として書かれていたが、専門性をどんどん高めていくことのリスクについても指摘がある。専門性を高めるよりも市場の移り変わりがあまりに早く、求められるスキルを得るのに追いつかない。シフトをしていくのも大切。
確率思考の戦略論(森岡 毅、今西 聖貴)
本の概要
P&G出身のマーケター(ヴィダルサスーンのブランドマネージャー)とシニアアナリストが、USJに導入したデータを使った分析・マーケティング手法を公開した一冊。
ビジネスの戦略において、どのように数字を使い、戦略に落とし込むのか。消費者や市場構造に対して、どのようにして「勝つ」確率を上げるのか。「数学マーケティング」の秘伝の技と考えかたを紹介。
本を読んだきっかけ
仕事でポイントカードのビッグデータを分析している。クライアントとビジネス性の話をする時に、どれくらいの牌があるのかわからないと提案が出来ない。
事業予測を生きがいに生きてきた2人がUSJでどのようにデータを使ったのか興味があった。
気になったところ
数値的なスキルの部分は仕事と本書で身についてきていると感じる。本書の2人はP&Gの経験を活かしている。
「数字に熱をこめる。」少し精神論ぽいところや、自慢に聞こえるところもあるかもしれないが、自分が出す数字に対して込める意思が凄い。結果、相手から共感を得られるマーケティングになっている。USJの名アトラクションのハリーポッターもそう。
単なるロジック屋ではないんだと気づかせてくれる。共感を得るための手段が数字で、その数字自体にも共感を生む必要がある。
「数字に熱をこめる。」少し精神論ぽいところや、自慢に聞こえるところもあるかもしれないが、自分が出す数字に対して込める意思が凄い。結果、相手から共感を得られるマーケティングになっている。USJの名アトラクションのハリーポッターもそう。
単なるロジック屋ではないんだと気づかせてくれる。共感を得るための手段が数字で、その数字自体にも共感を生む必要がある。
数字は経営判断のためにあるもの。つまりミスが許されない。数値が正しいかを緻密に詰めていく手法。最終的にはアウトプットがやはり重要。相手に伝えるものが共感を生むか。
クライアントにとって良いことを言ってもダメ出しでも、どちらでも共感は得られる。どちらがよりその人の提案にとって有効かを考えるべき。
「好き嫌い」と才能 (楠木建)
本の概要
何をやるにしても「好きこそものの上手なれ」が最強の原理原則だと信じている楠木建氏が、さまざまな分野で活躍する19人のプロフェッショナルの対談を通じて、それぞれの才能のオリジンである「好き嫌い」を探ろうというユニークな対談集。
本を読んだきっかけ
昔からすごく興味のあるなしがわかりやすいタイプと自覚していた。笑 好きなことにどっぷり浸かっているほうが、自分としては満足度が高い。
「好きこそものの上手なれ」を地で行けば、人生において大きな価値があるのでは?と思って手に取った。
「好きこそものの上手なれ」を地で行けば、人生において大きな価値があるのでは?と思って手に取った。
気になったところ
「好きこそものの上手なれって正しいよね」というのが前編を通して伝わってくる一冊。ネスレの代表、音楽プロデューサー、陸上選手など第一線で活躍する、いわば「プロ」の方との対談集。
プロの方も、好きなこと、興味のあることを極めていっていることがよくわかる。また、好きなことをし続けて、やり通す中で、色々なことに興味が湧いてくる。周りからはしんどいことのように見えるが、本人は好きなことなので何一つ辛くない。そしてスキルが磨かれ、人の役に立ってより好きなことが好きになる、という好循環が生まれていく。
業界を超えて、やり抜いた人たちの興味・好き・関心について触れられる一冊。
おわりに
他にも、「21世紀を生き抜くための3+1の力」「君に友だちはいらない」「ハイコンセプト」などが紹介されました。
ご参加いただき有難うございました!