
2017年、第一回の読書会を開催しました!読み応えのある良書をたくさんご紹介頂きました。ご参加有難うございました!
本日ご紹介いただいた本はこちら!
今回もたくさんの本を紹介して貰いました。本の概要と、シェアして頂いた内容について数冊ピックアップしてレポート致します。
・結果を出すために必要だったのはIQでも才能でもない。第3の要素とは?
・通称「天才賞」と呼ばれる米国で名誉あるマッカーサー賞を授与した著者の研究は、人生の成否を決定づける「やり抜く力」について。
・全米に衝撃を与えた「やり抜く力 = GRIT」のメカニズムと身に付け方について徹底的に研究した著者が、わかりやすく事例をまじえながら記す。
感想
・人生で大切な資質、スキルはIQや才能だと多くの人は思っている。この本は、人生で大切なスキルはもっとあるよ、と示してくれる。
・アンジェラ・ダックワース氏はマッキンゼー出身で教師を経て今の研究職へ。どうしても関心があって飛び込んだ教育現場で見たのは、成績が伸びていく子供の共通点がIQではなかったという事実。
・GRITという資質がかかわってきていることに気づいた。GRITとは日本語でいうと、”困難に立ち向かう力、やりぬく力”。
・どうやってやりぬく力を伸ばす?ということについて。内側と外側の両方からやり抜く力は伸ばすことが出来ると書かれている。内側は、自分主体でやり抜く力を高める訓練。外側からのアプローチは、周りの環境を使って資質を高める方法。
・外側だと、「達成したい!」という思いが強い人の近くにいることで、影響を受けてやりぬく力が育っていく。この章を通して、普段いる周りの環境を選ぶことの大切さを実感した。
▼著者のアンジェラ・ダックワースさんはTEDにも出演!グリッドについてお話されています。
人類の歴史を変えた8つのできごとⅡ (眞 淳平)
本の概要
・岩波ジュニア文庫(中学生向けにわかりやすく書かれている文庫)から出ている上下巻の2冊目。
・人類を変えた出来事の1冊目の4つは言語・宗教・農耕・お金。本書は2冊目で、民主主義・報道機関・産業革命・原子爆弾の4つについて取り上げている。1万年以上におよぶ人類の歴史を、2冊でわかりやすくまとめあげている。
・集英社を経て独立したライターの著者、眞 淳平さんがわかりやすく綴る。
感想
・知識をインプットするための本。簡単な入門書みたいな位置付け。1冊目は、人類が人類たる所以について。2冊目の「人類の歴史を変えたできごと」は、民主主義・報道機関・産業革命・原子爆弾の4つ。現代社会をかたちづくった要素について書かれている。
・まず報道機関。報道機関は、統制によく使われる。面白かった箇所としては、「報道されない事態がある」ということ。例えば、犬が人を噛んでもニュースにならない。人が犬を噛んだらニュースになる。報道というのは、「珍しいかどうか」が1つの基準になっている。
→ 報道されることは、情報の受け手としては”よく起きている”という錯覚になる。実は逆で、減っているのかもしれない。
・航空事故についても同様。一部の航空会社を除いて事故/故障の数はあまり多くなく、自動車事故で死んでいる人のほうが多いはず。だが自動車事故はあまり取り上げられない。取り上げるものの基準が問われている。
・「報道機関は第四の権力」。国家とメディアは普通対立しているはずだが、戦争中にはなぜか一緒になる。
・眞 淳平さんのほかの著書は、『世界の国 1位と最下位』『人類が生まれるための12の偶然』『地図で読む「国際関係」入門 』など。
おわりに
他にもLIFE SHIFT、自分の時間を取り戻そう、21世紀を生き抜く3+1の力、0秒思考などを紹介していただきました!
参加者の声を一部ご紹介します。
「本をいくつか読んでいくなかで、理解が深まっていくのを感じます!」(E・I/27歳・女性)
ご参加いただき有難うございました!