今週も読書会を開催しました!今週もたくさんの本を紹介頂きました!ご参加有難うございました!
本日ご紹介いただいた本はこちら!
本の概要と、シェアして頂いた感想について数冊ピックアップしてレポート致します。
使える地政学 (佐藤 優)
本の概要
・元外務省の外交官で在ソ連日本大使館大使、作家の佐藤優さんによる、地政学で読み解く21世紀の問題について。
内容
・世界で起きている問題について、地政学の観点から読み解いている。パナマ文書や沖縄問題の話に始まり、インターネット空間とリアルの話も挙げられている。(保育園落ちた日本死ね、の話など)
・地形や地理的な位置は時間で変化しない。教養として一度考え方を身につけることで、21世紀の複雑でスピーディに変わりゆく時代の中の問題を戦略的に捉えることが出来る。
自分を変える習慣力 (三浦 将)
本の概要
・元冬季五輪日本代表アスリート、ベンチャー経営者、医療関係者などをコーチングしてきた著者が語る、習慣を身につけるために必要な、たった1つのスイッチとは?
内容
・習慣には4つの段階がある。①習慣を知らない②習慣を知っている③習慣化したいことを出来る④無意識にやっている。この中で、④無意識にやっている状態が、習慣。
・意気込んでも三日坊主で終わるなど、続けられないことも多いと思う。著者は、たくさんのことを一度にやろうとしないで、1つのことに集中することを推している。
・「快」の感情と「習慣」を結びつける。例えば、1日読書100ページだと力尽きるかもしれないが、1日10ページなら読むことは出来る。そこに、出来たという「快」の感情を結びつける。
・習慣になるまでは、成果を先に求めないで、まずは習慣化することにフォーカスすると長続きする。
下流老人 (藤田 孝典)
本の概要
・年収400万でも、将来生活保護レベル!?今、日本に「下流老人」が大量に生まれている。
そしておそらく近い未来、日本の高齢者の9割が下流化する。間近に迫った「老後総崩壊」にどう対処すればいいのか?ソーシャルワーカーとして働く筆者による、高齢者の生活保護の現状とそれに対する提言とは?
内容
・本書でいう下流老人とは「生活保護基準相当で暮らす高齢者、およびその恐れがある高齢者」。現在すでに約600万人が一人暮らし(うち半数は生活保護レベル)をしているが他人事ではない。
・下流老人とはいったい何かという章では、下流老人を取り巻く3つの「ない」について書かれている。
①収入が著しく少「ない」②十分な貯蓄が「ない」③頼れる人間がい「ない」(社会的孤立)
・下流老人は、当事者の苦しみのみならず、親世代と子ども世代の共倒れや、老人たちをないがしろにするような価値観が生まれてしまうことが懸念される。
・下流老人の現実では、悲惨な現場でのケースが挙げられている。月収9万で野草を食べて飢えをしのぐ76歳や、うつ病の娘を支える76歳夫婦。心臓病を患って3000万があっというまに消えた事務職員など。
・共通して言えるのは、「誰もが自分がそうなるとは思っていなかった」ということと、「自分だけのせいではない」こと。想定外の要素が多く含まれている。
おわりに
参加者のみなさんの声を、一部ご紹介します。
「本を読む時間をもっと作りたくなりました!」(Y・O/男性)