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ノマドライフで、自分の仕事・プライベートをゼロベースで考えよう!

約 9 分

ノマドライフ 好きな場所に住んで、自由に働くために、やっておくべきこと

本の概要

・ノマドライフを実践する本田直之さんの、モノ・場所・時間・お金から自由になるライフスタイルとは?

ノマドライフの意味から、実践的なトレーニングまでをステップに分けて実経験を踏まえた考えが詰まった一冊!

・ノマドという言葉にちょっと魅かれる方。場所や時間にとらわれない生活って?と思った方に特におすすめです!

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本田直之さん 著者紹介

レバレッジコンサルティング代表。ハワイと日本のデュアルライフを満喫するかたわら、執筆活動、会社経営、ベンチャー企業の投資育成、大学での講演など多岐に渡って活躍。サーフィンやトライアスロンといった趣味も謳歌されている方です。

「6対4対2」本田さんが自分のライフスタイルを伝えるときに使う数字です。これは1年間(12ヶ月)の内、6ヶ月をハワイ、4ヶ月を日本、2ヶ月をそれ以外の国で過ごした実際の数字です。それ以外の国も、12カ国を行き来。まさに場所にとらわれない生活をしています。

ノマドライフ

・ノマドとは、ただ単にカフェなどどこでも仕事ができるとか、身軽に定住しない生活をしている人ではありません。本田さんはノマドライフをこのように定義しています。

仕事と遊びの垣根のない、世界中どこでも収入を得られるノマドビジネスを構築し、2ヶ所以上を移動しながら、快適な場所で生活と仕事をすることで、クリエイティビティや効率性、思考の柔軟性が向上し、それがいいスパイラルになるライフスタイル。

単なる仕事術ではない、仕事・住む場所・生活・趣味などを含めたライフスタイル全般の話がノマドライフです。

なぜ、ノマドライフなのか?

このような、「旧来のスタンダード」に対する変化が続々と起きています。

・毎年給与が上がることは前提にできる時代ではなくなっている。
→ 1997年と比べると、2010年の給与所得者の平均年収は賞与・残業代を含めても13%下がっている(国税庁のデータより)
・終身雇用制度は機能しなくなっている。
・たくさんのモノを所有することが幸せという価値観も変わってきている。それは持ち家に対する考えも同じ。
・昇進をすることで拘束が増えて、自分の価値観に合わないのであれば、昇進を断るという選択肢もありうる。

 

「たくさん働き、たくさんのモノを所有すれば幸せであり、成功である。」

・・・このような価値観は、右肩上がりの高度成長時代のモデルです。今までのライフスタイルや働き方を実践しても幸せになれない時代です。もっと自分らしく、そして生産性の高いライフスタイルのひとつの答えとして、「ノマドライフ」を提案しています。

旧来の働き方から抜け出すので、ノマドライフは、収入は一度は下がります。ですが、それを続けていくうちに収入は上がります。生活や仕事のスキルがどんどん向上して、そのスキルからビジネスを創る能力が生まれるからです。「ノマドライフは、続けていくとライフスタイルそのものがコンテンツになる」と、本田さんは言います。

もちろんそれはすぐには実現しないとはっきりと述べられています。時間をかけて準備をして、少しずつ移行していく。本田さん自身も、15年かけて今のスタイルを確立したそうです。具体的な実践方法が、3つに分けて紹介されています。

ノマドライフの実践 ワークとテクノロジー

どこにいても仕事ができるスタイル

本田さんの実際の仕事について紹介されています。お仕事の内容は出版当時は以下の通り。

・ベンチャー企業への出資: メインの事業。出資をして、経営に関わることでビジネスを伸ばす。
・本の執筆業: 増えてきている仕事。37冊、累計発行部数は200万部を突破。
・大学の非常勤講師・ワインスクール講師
・ペンケースのプロデュース

 

これらを、ハワイ、日本、アメリカ本土などで展開!自分の拠点や訪問先を移動しながら、どこにいても仕事ができるような形にしているそうです。

“ベーシックインカム”を手放してはいけない

ノマドライフに移行するときに、肝に銘じてほしいこととして、会社をすぐに辞めてはいけない、という点があります。

「ノマドになるにはフリーにならなきゃ」といきなり辞めてしまうのは無謀な賭けです。継続的に入ってくるお金、すなわち「ベーシックインカム」がなければ、安心してノマドライフへの準備ができないからです。

ただし、「会社の素晴らしい仕組みを愛してはいけない」と警鐘を鳴らしています。“愛社精神にあふれる人”は、自社サービスや製品が大好きで、長時間労働も休日出勤も厭わずに、一生懸命働く。仕事中も、終わったあとも仲間と助け合い、飲みにいく・・・。

一見楽しく、充実しているように見えます。ですがそれが永遠に続くわけではないことを考えるとどうでしょうか。どんどんマインドが狭くなってしまい、社外に出たら会社の仕組みで得たスキルが通用せずに、道が険しくなってしまう。

こういった人を多く見てきた本田さんとしては、会社が悪いわけでも、働く人が悪いわけでもない。ただ、「会社を愛するだけではなく、その仕組みから学ぶ」貪欲さを忘れないでほしい。とアドバイスしています。

ノマドワークにオフィスも秘書もいらない

テクノロジーの進化によって、「雇わない、雇われないノマドワーク」が可能になります。雇われること、また、雇うことは、実は自分のフットワークを重くすることです。オフィスをかまえること。秘書を雇うことは旧来の考えだと普通に思えますが、3つのポイントをおさえることで、雇わない、雇われないことが可能になります。

①テクノロジーの力で、スケジューリングなど秘書的業務をラクにこなす。

②会計など、苦手なことはアウトソーシングする。

③大きなプロジェクトは外部とコラボレーションする。

これらをしっかりおさえれば、人を雇わなくても、組織を作らなくても、大企業と同じような仕事ができてしまうのです。

ノマドライフの実践 お金と生活

どこにいても収入を得られるように力をつけたい!あなたはそう思ったかもしれません。でもそれ以前に重要なのが、お金の使い方・考え方です。

健全なバランス感覚を養うこと。時間とお金に関する正しい考え方を身につけ、必要な知識を学ぶ。これはノマドライフでとても大切です。

「あなたはどれだけのお金があると安心できますか?」

こう質問すると、だいたいの人は、今の自分の収入の倍を答えるそうです。つまり・・・きりがないのです。様々なムダを削ぎ落とし、自分が本当に必要な額を見極めることは、ノマドライフにおいて必須です。

自由と生産性のマトリックスを知っておく

自由と生産性のマトリックス

自由と生産性のマトリックスを知ることも、お金や時間の使い方を考える上で必要です。生産性と、場所と時間の制約の度合いによって、4つの働き方のタイプに分類されます。

今の自分の位置にあわせて、それぞれやるべきことも変わってきます。生産性が低いC、Dにいる人は、今の状況の生産性を上げることをまずは意識すべきです。

実践編として、お金・暮らし・時間の3種類のトレーニングが紹介されています。

お金のトレーニング

ここで紹介されている家計簿で「投資」を意識するというのは私自身実際にやってみてとても効果がありました。

家計簿で記録を単純につけていくとわかりますが、まず分かるのが、「自分が何にどれだけお金を使っているか」です。これがわからないと、いくらで自分は生活出来るのかがわかりません。

本田さんの言う家計簿で「投資」を意識するとは。お金が「投資」「消費」「浪費」どれにどれくらい使われているか現状を把握する。「浪費」を減らして賢く「消費」も減らし、リターンのある「投資」にお金を使うようにシフトしよう、ということです。

学生とは違って社会人になって自由に使えるお金が増えて、飲み会や趣味に学生時代の何倍もお金をかけてしまう人もいるのではないでしょうか。私も家計簿を真面目につけはじめて3年以上経ちますが、月々の予算を決めて、その中でお金をやりくりするのがゲーム感覚で楽しめるようになってきています。賢く節約した分は、本や講習、海外研修などに役立てています。

他にも、ポジティブにお金と向き合えるアイデアが多数紹介されています。

暮らしのトレーニング

所有物を半分にする、引っ越す、絶えず移動する、などが紹介されています。

所有物を半分にするトレーニング。ノマドとは英語で遊牧民の意味ですが、文字どおり遊牧民のような身軽さがノマドライフには必要です。

「断捨離ブーム」「片付けの魔法のこんまりさんこと、近藤麻理恵さん」に代表されるように、所有物を半分にする、というのはここ数年の1つの大きなムーブメントになっているように感じます。

共通しているのは、”モノを減らすことによって、増えるものがたくさんある“という考えです。

・モノをなくしていくと、自分にとってのシンプルさを追求できる
・モノをなくすと逆に快適(こんまりさんの言う「ときめく」ものに溢れる)になる
・モノを選択する悩みや、整理されていないストレスがなくなる

まず、モノを大胆になくす工夫をすることで、身軽になると同時に、自分に必要なものと向き合えるでしょう。

時間

時間としっかり向き合うのは、生産性の高さが必須なノマドライフにとって必要なことです。

ここでのトレーニングは、定時に仕事を終わらせる、「クリエイティブでないこと」を排除する、「定期的な拘束」を排除する、などです。

定時に仕事を終わらせるトレーニング。残業が多い人にとっては夢のような話かもしれません。本田さんは、人がいればいるほど残業が多くなってしまい、効率も下がる不思議な法則を例にしていました。周りの環境によって自分の効率も大きく左右される。まったく同じ業務でも、支社が変わって周りの人が定時上がりであれば自分も定時に上がれるようになる。そんなケースがあるのだそうです。

時間内に終わらせる仕事の効率化の工夫を重ねて、すっきり定時に終わらせて帰ることが勧められています。

ノマドライフの実践 思考のトレーニング

自己責任思考

思考のトレーニングもいくつも紹介されていましたが、不可欠なものとして「自己責任思考」が挙げられています。

 

・なにかがあったときに他者に原因を求めない。
・安易に人に聞かない。
・情報を貰うのも、タダの情報はないので、基本的なことを調べ、勉強した上で聞く。
判断は最後は自分でして、自分で責任を持つということをいつも意識する。

 

これらを日々意識して、何が起こっても自分の力でやっていく姿勢を養おう、と言われています。

まとめ

nomad
常識に縛られないで自分自身の心地よいように仕事とプライベートが垣根がなく、それがシナジーを生む生活をデザインする。そのために自分でそれ相応の責任をとる。それが、ノマドライフの本質。

・モバイル機器やウェブ環境といったテクノロジーも発展して、働き方の選択の幅はこんなに広がったのに、いままで通りのライフスタイルだともったいないというメッセージが込められている。

・本田さんとまったく同じようなノマドライフを目指せ、という本ではなく、あくまで選択肢を知ることで、自分の将来の幅も広げることが出来る一冊。

モノなどの物質的なものをはじめ、あらゆるものから自分自身を身軽にしたい。身軽にしながら、自分が本当に求める仕事や生活をしたい。そういった流れが来ていると日々実感します!

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