TEDトークに学ぶ、プレゼン技術!
TEDトークには、心を動かすプレゼン、未知の分野への興味を惹くプレゼン、人生で役に立つ知恵を得られるプレゼン。様々なものがありますよね。
あなたも、TEDトークを見て、心動かされたことは多いのではないでしょうか。
果たして、良いプレゼンに共通点はあるのか?そんなことを考えたことはありませんか。
今日から使える、プレゼンに活かせる技術。いわば”トークのための、TEDトーク”を5つご紹介します!
1. June Cohen: What Makes a Great TEDTalk
ジューン・コーヘンはTEDメディアのエグゼクティブプロデューサーです。このTEDトークで彼女は、何が素晴らしいTEDトークに必要なのかを、情熱的に話してくれています。
- たとえ古いトピックであっても、常に新しいアイデアや、新しい角度をもって話すこと。
- 単に事実を伝えたり、レクチャー形式に話すだけではなく、ストーリーを使うこと。ストーリーを話すことで、聞き手はあなたと旅に出てくれます。
→ 具体的には、自分のことと、ストーリーで話される個人的なこととを結び付けて、想像を膨らませながらトークを聞いてくれます。 - とにかくリハーサルをすること。普通のトークと、良いトークの差は、練習であることがある。どんなに話しが上手な人であっても、練習は必要です。
- あなたのトークは”広める価値”があるか? と自分自身に問いかける。
- (すべてのトークにいえるわけではないが)素晴らしいトークは聞き手がシェアしたくなるものです。
2. Simon Sinek: How great leaders inspire action
サイモン・シネクはインスピレーションを与えるリーダーシップのための、シンプルでパワフルなモデルを考案した人です。いわゆるリーダーシップのエキスパートです。
こちらのトークは、プレゼンの仕方のみに絞ったものではないのですが、世界的な大企業のすばらしい例を使って話してくれています。
”人が行動を起こすのに、何にインスピレーションを受けるのか”について話しています。
彼の前提は、”人々はあなたが<何>をするのか興味があるのではなく、あなたが<なぜ>何かをするのかを人々は興味あるのだ。”ということです。
力強く、シンプルなアイデアを発表する方法として素晴らしい例となるトークです!
3. Gordon Kangas: Giving presentations worth listening to
ゴードン・カンガスの、“どのようなプレゼンをすれば、成功が確かになるのか”についてのTEDトークです。彼のTipsには、このようなものがあります:
- プレゼンテーションが終わった後に、聞き手にどのような変化をもたらしたいのか、明確なゴールを持つこと。
- 聞き手が達成可能なチャレンジを、ゴールにする。(プレゼンを通して、実際に変わることが出来るようなものが望ましい)
- ゴールを達成可能なチャレンジにする
- あなたのゴールを人々がインスパイアされるような大きいなアイディアに変える。
- プレゼンをしている時は、ずっとあなたの聞き手をゴールに導くためのものであるようにする。
- 興味深くするために話をするのでなく、効率をよくするためにするもの。
4. Nancy Duarte: The secret structure of great talks
ナンシー・デュアルテは過去の最も有名なスピーチを分析しています。
マーティンルーサー・キング牧師の”I have a dream”のスピーチから、スティーブ・ジョブズのiPhoneの発表も含まれています。
ナンシーはこれらの素晴らしいプレゼンテーションが共通の要素と、話の構造を持っていることに気がつきました。
このトークでは、彼女は過去の偉人のプレゼンから、優れたトークの仕方や、パワフルにcall-to-action(行動のきっかけ)を促す方法をシェアしてくれています。
5. How to TEDx: How to give a great TEDx Talk
実際のTEDトークではありませんが、これは優れたレクチャーの動画です。どうしたら、凄いTEDxのトークが出来るのかを示しています。
キーポイントは以下の通りです。
- 最初の”つかみ”をキャッチーなものにする
- ポイントを、自然に話せるように、順番を工夫する
- 行動を促すような、クロージングをする
- 話の変化をわかりやすくさせ、ストーリーを伝わりやすくするために画像を使う
- 人の前で、実際にリハーサルをして練習をする。何週間も!
おわりに
それぞれの動画では、違った要素が語られていますが、共通点も多くありました。
- ストーリーを語り、聴衆を引き込むこと。
- Call-to-action(行動のきっかけ)を起こさせる要素を入れること。
- とにかくリハーサル。練習をすること!
いかがでしたでしょうか?是非、TEDトークのためのTEDトークを観て、プレゼンに必要な要素を体感して下さい!