今回はレバレッジシリーズで著名な本田直之さんのこちらの一冊を紹介します。
7つの制約にしばられない生き方
この本は、シンプルな文体と語り口で視野を自然と広げてくれます。ビジネス書をとっつきにくく感じている女性にも好評です。
7つの制約、とは何か?
・満員電車に乗らなければいけない
・スーツで通勤をしなければいけない
仕事でよくある状況です。はたしてこれは、本当にしなければならないことなのでしょうか?この常識は絶対に守らなければならないのでしょうか?
本書は、7つの制約───時間、場所、お金、服装、働き方、人間関係、マインド───これらを取り払う考えもあるのだと気づかせてくれます。
今、あなたを取り巻く様々な”制約”を認識しよう。認識出来たら、次は棚卸しをしてみよう。その次は、変わりたいと思うならこの本のノウハウをやってみよう。
このように、ステップバイステップで考え方と実践方法を、語りかけてくれます。
石の上にも三年?
よく言われるのが、「一度会社に入ったら3年はいないといけない」ということです。
これも、だれがどのような根拠で決められたのかわかりません。
大切なのは、周りの常識を鵜呑みにせず、自分の価値観ベースで制約に向き合うことです。
7つの制約をヒントに、より具体的に「あなたが制約と感じている」制約を書き出しましょう。ゼロベースで考えると、自分の意外なこだわりに気づくかもしれません。
責任と自由
制約に関して、何でも我儘を通せるかというと当然そうではありません。易しい文体ながらも、本田さんはそこを強調されています。
本田さんは、スーツを着たくなかったため、Tシャツにカジュアルなパンツで仕事をしていました。見た目で判断されることも多い中、結果で示す努力をされたそうです。
自由を求めるのであれば、相応のプロ意識と結果が求められる。引き換えなしに制約から解放されることはありません。
7つの制約にしばられない – 実践編
本田さんがオススメされる、7つの制約にしばられない自分になるための実践編です。
営業力とコントリビューション
何も営業の仕事をしている人だけが、営業力が必要なわけではありません。ここでの営業力は、単純な営業力のほかに、自分自身のアピールの意味も含まれています。
ポイントは、「相手にとって役に立つ情報を提供していくこと」です。
相手にお願いする前に、まず自分が相手にとって有益な情報を提供する。こうして“コントリビューション”をして、人間関係を作っていきます。
流される力、ドリフト力
あなたより上の世代で、過去の技術に固執する人を見たことがあるのではないでしょうか。
時には、過去に自分が積み上げてきたものを潔くクリアにする。そうすることで、良い意味で流されるドリフト力がつきます。変化していく時代に適応するのに、大切なスキルです。
会社以外の友達や趣味を持つ
最近、会社の人以外と話をしていますか?
人脈が固まっていては、新しい価値観に触れられません。会社以外のコミュニティで、学んで、自分の視野を広げましょう。
本田さんが20代のときに大切にしていたこと
本田さんは、20代のときに、持ち物や遊びにお金をかけるのではなく自分自身に投資していたそうです。
色々なことに集中できる20代こそ、勉強に集中すべき。一番節約してはいけないのは、読書にあてる時間。そう、最後に結ばれています。
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ライフスタイルの断捨離では無いですが、自分の大切なことと向き合う。そこからスタートする。そんな発想を大切にしていきたいですね!
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