藤原和博の必ず食える1%の人になる方法

100年時代。ずっと1つの会社にぶらさがるつもりはないし。
個人でできることを増やしていきたい。
でも、資格もスキルもないし。それが正解なのかもわからないし。
そもそも、自分ができることってなんなんだろう?
…って考えることはありませんか?
リクルート初の社外フェローである藤原和博さんの、こちらの本から得たヒントをもとに。
グラフィックにしながらまとめております!
希少な人材って?
レアカードな人材になる

そもそも。希少な人材ってなんでしょうか?
藤原さんの言う「100万人に1人の人材」というのは、単純に言うと「レアカード」。
100万人に1人はオリンピック級

では、それぞれどのくらい希少なのか?という肌感覚はこちら。
- 100人に1人 → 雑居ビルで1番
- 1万人に1人 → 町で1番
- 100万人に1人 → オリンピック
- 1000万人に1人 → ノーベル賞
…1000万人に1人というと、およそ同世代10年ぶんの中で1人、というイメージですね。
いかに難しいかというのがわかります。
100万人に1人、というのもオリンピック選手級というレベル。同じ年の中で全国1位という感覚。
これも途方もない。笑
それに比べて雑居ビルで1番というくらいなら出来そうだし、すでに出来ている人も多そうですね。
100人に1人のスキルを3つ持つ
スキルをかけ合わせるか。オリンピック級になるか。

- 100人に1人のスキルを3つ持つ → 100人に1人 の3乗で、100万人に1人
- 1つのスキルでオリンピック級 → 100万人に1人
どちらも理論上、100万人に1人のレアカードな人材です。
さて、挑戦するとしたらどちらが良いでしょうか?
1つのスキル、1つの得意なことで戦おうとすると。
それこそ24時間、365日そのことに夢中。なおかつ才能もあって、素晴らしいコーチもついている。財力もある。
…そんな人たちと、真っ向勝負しないといけないわけですね。(考えただけで、途方に暮れてしまう…。)
1万時間の法則

「1万時間の法則」を聞いたことがあるでしょうか?
(詳しく知りたい方は、ぜひマルコム・グラッドウェル氏の著書『天才!』を読んでみてください。まとめも書いています。)
ことを成すには1万時間かかる。と言われています。100人に1人になるためには、ある程度打ち込む必要がある。それを会社以外の時間で成そうとすると、これくらい期間がかかります。
毎日8時間で、3年と5ヶ月。逆に小手先で、週末2時間でやろうとすると48年かかってしまいます…。
1万時間で基点をつくり、三角形をつくる

これはキングコングの西野亮廣さんが言っていたことです。
希少な人材になるためには、三角形が必要だということ。
最初の1万時間で基点をつくる。そしてもう1万時間で右の軸を。そのあとは、できるだけ遠くに踏み出して大三角形をつくっていく。
ここでのポイントは、なるべく大きな三角形をつくっていく、ということです。
マーケティングをやってるよ、という人だったら
マーケティング、会計、物流
だったら結構小さな三角形ですよね。なぜなら分野が近いので…。(私は若手時代こんな感じでした。笑)
エンジニアさんだったら、
C言語、java、php
…というのだと、三角形としては小さくなってしまう。というイメージです。
三角形を広げよう

何度もジャンプをして。トライアンドエラーを通じながら、自分の三角形を広げていく。
もしかしたら、今の仕事では活かされていない、自分が小さいころ好きだったことや、学生時代に打ち込んだことが自分の価値をぐっと上げてくれるかも!?
三角形の面積が、希少性になる

この三角形の面積こそが、希少性を上げてくれる。
努力をするのではなく、「正しい努力」をすることの大切さが身にしみますね。
まとめ
- 希少な人材になるということは、100万人に1人のレアカードを目指すということ。
- 100万人に1人のオリンピックのメダリスト級になるか、100人に1人を3つあけ合わせるか。
- 100人に1人になるには、1万時間の法則にのっとる。
- 軸となる点をつくり、他のスキルで三角形の面積を広げていくことが希少性を高める。